『確かにいい作品、でも・・・』
前作の雲の向こう約束の場所を見て新海さんの作品に一気にはまりました。

そのためもあってか今回こそはと、田舎からわざわざ東京まで行って見てきたわけですが

確かに、背景画などの画像はとても美しく目を見張るところがあります。
今までに増して綺麗になっています。


しかし、３部構成にした理由がいまいち良くわからない。
やはり劇場公開のためか、時間制限の問題もあったのか、いまいち物足りない感じがします。
第１部は、とても好きです。若い二人の恋愛を描いた話です。先行放送を見て、そのすばらしさに感動して、続きが異様に気になりました。
しかし、２部、３部がおまけに感じられて仕方ありませんでした。特に３部。


山崎さんのすばらしい歌を挿入歌に使って、話題性を持ったのはいいのですが、第３部なんか、最初と最後にほんの少し物語を付け加えて、それ以外はほとんど歌を流してそれにあわせて、１,２部の映像＋αの映像を流してただけという感じがしました。

おそらく今までの新海さんの作品と同様に、補足される小説が発売されるでしょう。
そちらを読んでから、もしくは読む直前あたりに見るのをお勧めします。そうするとよりすばらしい作品に感じられると思います。